選挙情報−地方選挙
市民の声聞く市政へ【15.11.12】
三重・いなべ市長選 安田予定候補が全力
三重県いなべ市長選が15日に告示されます(投票は22日)。日本共産党が推薦する「住みよい いなべ市をつくる会」の安田喜正予定候補(66)=無所属新=は、1日の立候補表明以来、「市民の声を聞き、暮らしを守る市政」への転換を訴え市内を駆け回っています。
選挙戦は安田氏と、現職の日沖靖氏(56)、新人の西井真理子氏(30)=いずれも無所属=との三つどもえになるもようです。
「つくる会」と安田氏は、新庁舎の建設計画が十分な説明もないまま進められ、50億円とされていた事業費も90億円に膨らんでいる問題や、防災無線の事業費が不透明な経過で5億円から13億円にもなった問題などを指摘、現市長の市民不在の強引な市政運営を厳しく批判しています。
4町合併で新市が発足した際の「負担は低い町に合わせる」との約束を投げ捨てて、国保料や水道料、下水料、保育料などを軒並み値上げしてきた暮らしに冷たい市政にも批判の矢を向けています。
選挙戦に向けて安田氏は、新庁舎建設は市民の声を聞くところからの再出発を主張。積み増しされた多額の基金など財源も示して医療や水、教育など暮らし優先で税金を使うことを訴え、何より「戦争法」の廃止をはじめ憲法を暮らしに生かし、平和と命を大切にした市政にすることを強く訴えています。
「つくる会」には、現市長を「傲慢(ごうまん)だ」などと批判する声や、小学校校長を長く務め信頼の厚い安田氏の擁立に対し「いい候補者。市政を変えるチャンスだ」など期待の声が次々寄せられています。
(「しんぶん赤旗」2015年11月12日付けより)