県下の動き−県民のたたかい
石原産業不法投棄-会社ぐるみ追求を【07.10.15】
三重県警に萩原県会議員
三重県議会教育警察常任委員会が15日開かれ、日本共産党の萩原量吉県議が、石原産業四日市工場で「フェロシルト」とは別の産業廃棄物の不法投棄が新たに発覚した問題を取り上げ、県警の姿勢をただしました。
中納龍男・県警生活安全部長は、フェロシルトの捜査の中では今回の事件は把握できなかったこと、同社の告発を9日に受理したことを明らかにし、「住民の関心も極めて高いと認識している。できるだけ早い段階での告発事実解明に全力を尽くしたい」と述べました。
萩原県議は、今回の事件で同社が不法投棄の事実を隠ペいしていたとして田村藤夫前社長ら役員7人を社内処分したことを挙げて、「フェロシルト事件では証拠不十分とされた『会社ぐるみ』の犯罪がはっきりしたのではないか」と指摘。この点での新たな捜査を強く求めましたが、大庭靖彦本部長は、「法と証拠に基づいて粛々と対応していく」と述べるにとどまりました。
(2007年10月17日 「しんぶん赤旗」)