県下の動き−県民のたたかい
なんでも民営を批判-日本共産党県議団【07.12.20】
三重県議会が閉会
三重県議会定例会は20日、上程された議案をすべて廃案通り可決し閉会しました。
日本共産党県議団は、病院事業会計補正予算や部制条例改正案など6議案に反対し、ほかの43議案に賛成しました。
反対討論に立った真弓俊郎議員は、病院事業会計補正予算に、こころの医療センター院内保育所「つくしんぼ」の民営化関連予算が含まれている点を取り上げ、深刻な医師・看護師不足の中で同保育所の役割がいよいよ重要になっていると指摘し、民営化に強く反対しました。
県の組織機構を見直し、部の名称を変える部制条例改正案について真弓氏は、北川正恭前知事時代から思いつきのように機構を変更する県の姿勢を批判し、情報ネットワーク用情報通信機器の購入案件では、IT(情報技術)関連予算全体の不透明さを指摘しました。
請願審査では、萩原量吉議員が、つくしんぽ保育所の民営化反対請願を採択するよう主張しました。「なんでも民営化」の県当局を批判し、県議会が当局に気兼ねすることなく関係者の切実な願いに耳を貸すよう強く求めましたが、同請願は不採択になりました。
(2007年12月21日 「しんぶん赤旗」)