県下の動き−県民のたたかい

国保「資格証明書」の交付率三重がワーストワン【08.01.19】

厚労省が調査結果を公表

 国民健康保険料の滞納世帯から保険証を取り上げて交付する「資格証明書」の、滞納世帯数に比ベた交付率で、三重県が前年に続いて全国ワーストワンになっていることが明らかになりました。

 厚生労働省が先週公表した2007年6月1日現在の調査結果では、三重県の資格証明書交付世帯数は11504世帯で前年比112世帯の減。交付率も1.25ポイント下がって17.85%になりましたが、同じく交付率17%台の福岡県や群馬県を抑えてワーストワンを維持しています。また、三重県の「短期被保険者証」交付数は9282世帯で、前年同様に資格証明書の交付数が短期証を上回る全国唯一の県になっています。

 資格証明書では、窓口で医療費の全額を払わなければなりません。短期証は、滞納保険料の一部を納めることなどで発行される期限の限られた保険証で、資格証明書発行の前段階といえます。
 資格証明書の交付率が高い上に、短期証の数より多いということは、強制的・機械的な保険証の取り上げが横行していることを示すもので、三重県の姿勢が問われます。

                   (2008年1月19日 「しんぶん 赤旗」)

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