県下の動き−県民のたたかい

乳幼児医療費拡大もご破算にー三重県【08.02.04】

2割自己負担導入は先送り

 三重県が進める「乳幼児」「障害者」「一人親家庭」に対する福祉医療費助成制度の見直し問題で、県は4日、新年度の当初予算は現行制度のままで計上する方針を県議会各派代表者会議で報告しました。
 県は、市町との協議を続けて9月の補正予算で何らかの「見直し」を図りたいとしていますが、県議会や市町の大半が反対している2割の自己負担導入とともに、県議会が全会一致で請願を採択した乳幼児医療費助成対象の拡大も、いったんはご破算にする方針とあって、野呂昭彦知事白身が説明に現れないことともあわせて、県議会側は猛反発しています。

 日本共産党の萩原量吉県議は「県議会に言われた通りに2割負担をやめるのでは知事のメンツが立たないということでしょう。そのために知事自身の公約でもある乳幼児医療費の助成拡大も先送りにしてしまうなど、まったくお粗末で反県民的な対応です」と野呂知事の姿勢を厳しく批判しています。
                       (2008年2月6日 「しんぶん赤旗」)

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