県下の動き−県民のたたかい

市田書記局長迎えての演説会に1600人【08.03.16】

農業再生託せる党に大きな共感が!

 日本共産党三重県委員会は3月16日、津市内の県総合文化センターで、市田忠義書記局長を迎えて演説会を開きました。1600人の聴衆がバス25台などで各地から参加。衆院東海比例候補の佐々木憲昭衆院議員、せこゆき子元衆院議員、中野たけし(三重2区重複)の各氏が「東海ブロックで日本共産党議席を2議席以上獲得しよう」と訴えました。

 市田書記局長は、2週問ぶりに再開した国会について発言。強行採決した自民・公明と、審議拒否の民主を批判し、「日本共産党は『国会は審議する場所だ』という道理にたって事態打開のために奮闘してきた。これからも、国会が国民の期待に応える場になるよう、正論をもって奮闘する」とのべました。

 続いて市田氏は、日本の3つの異常―?貧困と格差の広がり ?アメリカいいなり ?侵略戦争への無反省?を告発。人間らしい働くルールをつくり、大企業・大資産家へのゆきすぎた減税をやめ、ムダにメスを入れ、消費税に頼らず医療や福祉を充実させる、日本共産党の考えを説明しました。

 市田氏は、日本共産党の「農業再生プラン」を紹介。価格保障と所得補償の支援、多様な経営応援、食料主権確立などを説明し、「綱領の中で農業を国の基幹的な生産部門に位置付け、食料自給率の向上を柱に据え、その実現に全力をつくすことを明記している唯一の党です」と訴えました。

 最後に市田氏は、民主党について「自衛隊の海外派兵や憲法、消費税など国の基本路線では同質、同類の党。大連立劇はそのことをわかりやすく示した」とのべ、国民の立場で打開策を示す日本共産党の躍進を呼びかけました。

 市田氏の訴えに「そうだ」と何度も掛け声が。ユーモアをまじえた話に会場は笑いと共感の拍手に包まれ、参加者は「元気がでました」と語りあっていました。
中勢地域の元町議会議長は「農業や後期高齢者医療など、国全体のことがよくわかるいい話でした。他党の演説会ではこんな大きな話は聞けない」と語っていました。
                        (2008年3月17日 「しんぶん赤旗」)
 

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