県下の動き−県民のたたかい

津市の自衛隊軍事パレード 防衛省に抗議【08.05.08】

”軍人勅諭賛美とは何事”

 日本共産党三重県委員会は5月8日、防衛省を訪れ、津市の陸上自衛隊久居駐屯地の部隊が「駐屯地創設百周年」と銘打って各種行事や市中軍事パレードを行ったことについて抗議しました。中野たけし衆院東海比例候補(三重2区重複)、豊田光冶津市議が参加、佐々木憲昭衆院議員、井上哲士参院議員が同席しました。

 「駐屯地創設百周年」は戦前、同地に置かれていた帝国陸軍歩兵33連隊の歴史から数えたもの。軍事パレードは「百周年」行事の一環として先月26日に行われ、同市中心部の国道23号を、銃を携えた約300人の隊員が、ミサイルや装甲車など軍用車両約60台を連ねて行進しました。

 中野氏らは、市民生活の前にむき出しの「戦力」を誇示する異様なパレードを批判。とくに、戦後明確に清算された帝国陸軍の歴史を今によみがえらせる「百周年」を自衛隊が公然と掲げていることを強く批判しました。

 防衛省側は、「自衛隊と帝国陸軍との連続性はない」としながら、同駈屯地の司令が地元紙への寄稿文で侵略戦争を賛美し、軍人勅論を隊員の「心のよりどころ」と発言していることなどについて、まともに答えることができず、答弁不能の状態でした。
                (2008年5月13日 「しんぶん赤旗」)

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