県下の動き−県民のたたかい

国民の願い胸にー佐々木憲昭衆院議員【08.06.14】

改憲派の執拗な策動

   この通常国会では、執拗(しっよう)な改憲派の策動がありました。焦点は、改憲案の発議ができる憲法審査会を発足させようとする動きです。昨年5月に、強行採決によって法律はつくられましたが、憲法審査会の人数も議事手続きを定める規程もできていないのです。そのため、その規程をどのようにしてつくるかが、改憲派の最大の課題となっています。

 私も参加している衆院議運理事会では、繰り返しこの問題が持ち出され、国会同意人事の受け皿機関にすぎない衆参両院議運委合同代表者会議を利用して規程づくりを議論しようとする策動が強まりました。しかし、合同代表者会議には、両院議運委員長と自民、民主の筆頭理事しか出ていないのです。私は、それを利用するのは「筋違いだ」ときびしく批判しました。

 先日、ようやく開催したものの、代表者会議では「規程づくりの意見交換をしただけで、進展はなかった」という報告が議運にありました。この結果、「憲法審査会」は今国会では発足しないことになり、ひとまず歯止めがかけられました。その論議は今秋の臨時国会に持ち越されます。 日本共産党が先頭に立ち、改憲に向けたあらゆる動きに歯止めをかけなければなりません。
                (2008年6月14日 「しんぶん赤旗」)

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