県下の動き−演説会・集会
鈴鹿市で志位委員長が訴え【09.04.05】
総選挙を民主的政権への第一歩に
「地道にこつこつと弱者のために働いている共産党に期待しています。雇用問題や不況をどう乗り切るのかを聞いてみたい」(49歳・女性)
日本共産党の志位和夫委員長は4月5日、鈴鹿市の市民会館で演説しました。同市では初めて、県内でも5年ぶりとなる志位氏の演説には、会場いっぱい、ロビーにまであふれる参加者が詰め掛けました。菰野町議会議長はじめ保守系の地方議員も演説に耳を傾けました。
演説会を主催した日本共産党北勢地区委員会は、演説会を知らせるポスターを7000枚以上作製し、一般紙に68000枚のビラを折り込みました。
初めて共産党の演説会に来た介護ヘルパーの女性(23)が「介護の職場の労働者は大変。日本の社会保障をどうしていくのかを聞きたい」と話すなど会場は熱気に包まれました。
志位氏は、「政治とカネ」「くらし」「外交」の問題に正面から切り込み、打開の方向を示しました。
このなかで社会保障の問題では、切り捨てから拡充に転換する三つの点―?社会的弱者を排除する異常事態をなくす?社会保障の原則を「応益負担」から「応能負担」に変える?年2200億円の社会保障費削減路線の中止、拡充への転換?を提起。「医療費の窓口負担が3割というのは主要国の中で1つもない。2割、1割、無料に軽減していく改革を行いたい」と述べると、割れるような拍手が起こりました。
政治の大争点を縦横に語った志位氏は最後に、インターネットの動画サイトが行ったアンケートで、共産党に「政権をとってほしい」が約43%だったことも紹介し、「総選挙で『国民が主人公』の民主的政権への第一歩を踏み出したい」と訴えると、「いいぞの声が起こり、会場がわきかえりました。
八田ひろ子衆院東海比例候補と中野たけし同比例候補(三重2区重複)が深刻な雇用問題を語り、「人間らしく働き、暮らすことができる日本につくり変えよう。そのために日本共産党の前進を」と訴えました。
会場では、パンフレット『日本共産党の″元気″の源は何か』が555部売れました。
初めて志位委員長の演説を聞いた津市の大学生(23)は「弱い立場の労働者が首を切られるのは、今の社会じゃどうしようもないことだと思っていたけど、志位さんの話を聞き、現行法でも労働者を救うことができると知り、希望が持てました」と語りました。
中野友子さん(34)は「子どもが安心して社会に出られるように、世の中を変えなければいけないと思いました。これまでは民主党だったけど、今度は共産党に入れます」と話しました。
(2009年4月6日 「しんぶん 赤旗」)