県下の動き−県民のたたかい
水道料金値下げ-三重県【09.12.15】
11%値下げを三重県が来年度から実施
三重県企業庁が市町に供給する水道の料金が、2010年度からの見直しで、平均11.4%引き下げられることが12月9日、明らかになりました。同庁が県議会常任委員会に報告したものです。
県営水道の料金は基本料金と使用料金の2部制。同庁によると、使用料金については、現行が1立方?当たり65円の北勢・三重用水系(四日市市、鈴鹿市、菰野町が受水)を引き下げて、全水系一律の39円とします。
基本料金も、1立方?当たり月額3300円の三重用水系を2930円に引き下げるのをはじめ、各受水市町が差し引きで負担減になるよう、水系ごとに改定が行われます。受水市町の負担軽減額は、全体で年間約11億2400万円(11.4%)になる見込みです。同庁では、新料金を市町に提示して協議を進めており、来年の県議会第1回定例会に条例改正案を提出し、同年4月から適用することにしています。
県営水道をめぐって日本共産党は、事業会計の内部留保金が133億円にも上っていることなどを指摘。今年10月末には、県議団と津、松阪両市議団が、料金引き下げや過大な契約水量の見直しを同庁に申し入れていました。
(2009年12月15日 「しんぶん 赤旗」)