県下の動き−県民のたたかい
三重県知事に要望【09.12.24】
失業者支援、名松線復旧など県民の暮らしを守るよう要望
日本共産党三重県委員会は12月24日、野呂昭彦知事と面会し、来年度県予算の編成と県政運営が、県民の暮らしを守るものになるよう提案、要望しました。
大獄隆司委員長、中野たけし書記長(参院三重選挙区候補)、萩原量吉、真弓俊郎両県議が参加しました。
日本共産党側はとくに、「派遣切り」された労働者などのために年末年始も対応できる救援・相談窓口を設置することや、民営化を進める県立病院「改革」案を撤回すること、台風18号被害を受けてJR東海が一部廃線を表明している名松線の復旧を急ぐこと、御浜町沖に座礁横転しているフェリー「ありあけ」の早急な撤去を進めることなど8件を緊急重点要望として、知事に実施を迫りました。
名松線問題について野呂知事は、被災現場の視察で「山林状態が悪いから崩壊したという場所には行き当たらなかった」として、「治山が整わないと復旧は難しい」とするJRの言い分を否定。JRに詳細な報告書の提出を求めていることを明らかにしました。
県立病院については「今のまま置いておいては、ますます(地域医療が崩壊する)と民営化方針を合理化しました。日本共産党はこのほか、福祉・医療、教育、環境・防災、中小企業・農林漁業対策など26項目を要望書にまとめて知事に手渡し、文書での回答を求めました。
(2009年12月26日 「しんぶん 赤旗」)