県下の動き−県民のたたかい

平和な港 軍艦来るな【10.08.22】

海自の伊勢湾フェスに抗議 福祉にこそお金を

 「四日市に軍艦は来るな!」。三重県の四日市港で21日、海上自衛隊が開いた「伊勢湾マリンフェスタ」への抗議集会が開かれ、民主団体の代表ら約50人が、停泊する自衛艦艇を前に抗議の声を上げました。

 同フェスタは、21日と22日に、四日市港や愛知県の名古屋港に護衛艦や掃海艇などを並べ、一般公開や体験航海などを実施して自衛隊を宣伝しようというもの。

 集会では、9条の会よっかいちや四日市医療生協、生活と健康を守る会、新日本婦人の会、戦争をしない・戦争協力もしない三重ネットワーク、平和遺族会などの代表が次々マイクを取り、「憲法9条を守れ」「こんな軍艦で、何が海難救助訓練か」「軍事費ではなく、福祉にこそお金を回せ」「こういうもの(自衛艦)にこそ“仕分け”を」などと訴えました。

 日本共産党からは、萩原量吉県議や加藤清助、山本りか両四日市市議、石田正子桑名市議らが参加しました。

 フェスタ会場の周辺は、自衛隊が市民の入場を規制する状況になっていることから、萩原県議らは、公共岸壁を自衛隊が事実上占拠するようなかたちで使用を許可した四日市港管理組合(管理者・野呂昭彦三重県知事)に、あらためて強く抗議しました。

(「しんぶん赤旗」2010年8月22日付 より)

Share (facebook)

▲ このページの先頭にもどる