県下の動き−県民のたたかい
津市の産廃施設調査【12.09.19】
岡野党中部地区副委員長 住民らの不安訴え
日本共産党の岡野恵美党中部地区副委員長は15日、12日に火災を起こした津市安濃町の産業廃棄物中間処理施設「テクノ利昌安濃リサイクルプラント」(旧大栄総業)を、周辺住民とともに現地調査しました。
火災は12日昼前、同施設の廃油ピット付近から出火。廃油ピットと上部の運転施設を焼き、約2時間後に鎮火しました。当時、施設では5人が作業していましたが、けが人はありませんでした。
岡野氏らは、施設職員の説明を聞きながら火災現場を見て回り、たまたま施設を訪れていた平良静雄社長にも会って、住民の不安を訴えました。
同施設は、隣接する住宅団地の住民らの強い反対を押して1998年に操業を開始。関西方面から持ち込まれた汚泥や廃油、廃プラスチックなどを焼却処理しています。津市と公害防止協定を結んでいますが、高濃度のダイオキシン類をたびたび排出して改善命令を受けているほか、2001年には操業中の焼却炉からの火災も起こしています。
(「しんぶん赤旗」2012年9月19日付けより)