県下の動き−県民のたたかい

生活保護基準下げないで【13.09.22】

三重で審査請求 57人

 生活保護基準の引き下げで8月から支給額が減額されたのは不服だとして、三重県では20日までに少なくとも受給者57人が不服審査請求を行っています。

 県生活と健康を守る会や「生活保護基準引き下げにNO!全国訴訟ネット」に加わる弁護士らの呼びかけに応じたもの。

 20日に津市内で開かれた生存権裁判を支援する三重の会準備会では、不服審査請求の取り組みが各団体から報告されました。報告によると、松阪市では22人、津市では13人が生健会の呼びかけで市に集団で審査請求を行っています。桑名市では日本共産党の星野公平市議が個々の受給者に働きかけて計6人の審査請求に立ち会いました。

 「受給者が審査請求に立ち上がるのはたいへん勇気のいること」などの声も出され、ひきつづき粘り強く支援を進めていくことが話し合われました。

 津生健会の後藤照生氏は「過去に母子加算の問題などもありましたが、これだけの人が審査請求に立ち上がったのは三重県では画期的。それだけ怒りが大きいということです」と話しています。

(「しんぶん赤旗」2013年9月22日付けより)

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