県下の動き−県民のたたかい
介護保険 改悪阻止へ声広げよう【14.02.05】
三重県社保協など学習会
三重県社会保障推進協議会と、みえ労連などでつくる「あすの三重を考える集い」実行委員会は2日、津市内で介護保険制度見直しについての学習会を開催。大阪社保協介護保険対策委員の日下部雅喜氏が講演しました。
「社会保障と税の一体改革」の一環として介護保険の見直しを検討してきた厚生労働省は、制度見直しに関する意見書を昨年12月にまとめ、介護保険法「改正」案を開会中の通常国会に提出しようとしています。
日下部氏は「進められようとしているのは介護保険の“見直し”ではなく“改悪”」だと指摘し、要支援者の訪問介護と通所介護の保険給付を廃止し、特別養護老人ホーム入所者を要介護3以上に限定するなど、改悪の内容と介護現場への影響を具体的に明らかにしました。
その上で日下部氏は、改悪の狙いを広く知らせ改悪法案の国会提出を阻止することが緊急の課題だと強調。また、介護現場での「要支援の人は受けない」といった改悪のお先棒を担ぐような対応を戒め、「切り捨てを許さないためにも要支援者のサービスは大切に」と訴えました。
(「しんぶん赤旗」2014年2月5日付けより)