県下の動き−県民のたたかい
安倍政権の危険指摘【14.02.13】
建国記念の日を考える集い 三重
三重県津市で2月11日、「『建国記念の日』を考える集い」が開かれました。県歴史教育者協議会などを中心につくられた実行委員会の主催。
県歴教協の萩森繁樹氏が、教育をめぐって三重県内でも進む歴史逆行の動きを紹介しながら、この日の集いの意義を強調。鈴鹿市と亀山市で実現した中学校教科書を選定する教育委員会の傍聴・公開を他市町にも広げる決意などを述べました。
記念講演に立った春日一彦・あいち県民教育所研究所副所長は、四日市空襲で父親が焼死するなど悲惨な戦争を体験した者として語り部の役目を果たしたいと前置きし、軍国主義と侵略戦争に固く結びついた建国記念の日の問題点を、戦前の紀元節が戦争に利用された史実を交えて分かりやすく解説しました。
また、アメリカといっしょになって戦争できる国づくりへと暴走する安倍政権の危険性を指摘するとともに、世界では平和をめざす流れが発展しつつあることを強調しました。
参加者からは「安保条約が廃棄される日こそ、『建国記念の日』にふさわしい」などの声が寄せられました。
(「しんぶん赤旗」2014年2月13日付けより)