県下の動き−県民のたたかい

戦争遺跡に学ぶ【14.06.04】

平和行進前に 津市で学習会

 「ハート平和行進キックオフ学習会」が5月31日、三重県津市で開かれ、岩脇彰・県歴史教育者協議会事務局長が「継承〜三重の戦争を語りつぐ〜」と題して講演。県原爆被災者の会(三友会)の伊藤晶氏が広島での被爆体験を語りました。

 ハート平和行進は、国民平和大行進の通過にあわせて三友会、県生協連、原水爆禁止世界大会県実行委員会の3団体が津市内で実施する合同の平和行進で今年は13回目。行進に向けた事前学習会も毎年、3団体が共催しています。

 岩脇氏は、亀山市などに残る地下の兵器工場や、志摩の海軍特攻基地、強制連行された朝鮮人が多数働かされた石原産業の紀州鉱山跡など県内の戦争遺跡を詳しく紹介。「第2次世界大戦終了から今まで、戦火を交えなかったわずかな国の一つとして、日本では戦争が『遺跡』になっていることに誇りを持とう」と強調し、平和憲法を守る大切さを訴えました。

(「しんぶん赤旗」2014年6月3日付けより)

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