県下の動き−県民のたたかい
「狙いは戦地派兵」【14.06.11】
安倍政権の危険 小森陽一氏講演
「松阪九条の会」の第9回総会記念講演会が7日、三重県松阪市で開かれ、九条の会事務局長の小森陽一東京大学大学院教授が講演しました。
小森氏は「安倍政権はいま、自衛隊を戦闘地域に出そうとしている。そのことをどれだけ多くの人に伝えられるか。テレビを見ていても分からない。『九条の会』の役割です」と強調しました。
与党協議会での自衛隊の戦地派兵に関する「4条件」や、それを撤回して新たな基準を示した、などの報道について小森氏は「明らかに国民を混乱させる“だましネタ”で、何が問題になっているかを国民に分からせないようにするもの」だと指摘。「自衛隊員の命を人身御供にして、安倍首相の個人的使命感のためにやりたいことをやらせていいのか。草の根運動で世論を一気に変え、暴走を食い止めよう」と九条の会会員の奮起を熱く訴えました。
80代の女性は「心に響くお話でした。『いま頑張らなければ』との思いが強まりました。老骨にむち打って周りの人に訴えて回りたい」と話していました。
(「しんぶん赤旗」2014年6月11日付けより)