県下の動き−県民のたたかい
「九条の会・よっかいち」【14.06.19】
三重9周年のつどい開く
三重県四日市市の「九条の会・よっかいち」は15日、設立9周年のつどいを市内の「じばさん三重」ホールで開催。元外務省国際情報局長で駐イラン大使などを務めた孫崎亨氏が講演しました。
孫崎氏は、安倍首相が集団的自衛権の行使容認を正当化するために示した「紛争地から邦人を輸送中の米艦艇を防護する」との事例があり得ない想定であることを国会での政府答弁や米国務省のホームページなどで明らかにし、「安倍首相の言っていることはまったくのうそ。そのうそを大手マスコミがそのまま流すという状況は第2次世界大戦前と同じだ」と強調しました。
さらに、米国のアフガニスタン報復戦争に参加した英兵が453人戦死していることなどを指摘し、「集団的自衛権で米国といっしょに行動したら、日本人が標的になる」と訴えました。
参加者は、安倍政権の暴走を厳しく批判し「戦後69年に及ぶ平和も壊すのは簡単です。一発の弾丸です。一発の弾丸によって壊すことができます。撃たせてはなりません。撃たれてもなりません」と訴えるつどいアピールを全員で確認しました。
(「しんぶん赤旗」2014年6月19日付けより)