県下の動き−県民のたたかい
住みよい地域づくりを【16.03.02】
あすの三重を考える集い
「あすの三重を考える集い」が2月28日、津市内で開かれました。安心して働ける住みよい地域づくりをテーマに、みえ労連や県内民主団体が共同で開くもので今年が第4回。約330人の参加者が医療・福祉や雇用、平和などの分科会で「あすの三重」について熱心に話し合いました。
開会あいさつでは実行委員長の西川洋三重大学名誉教授が「県内のいろいろな分野で暮らしや経営が破壊されている。そのことをよく学び、県民に知らせることで政治を変える波をつくっていこう」と呼びかけました。
記念講演は三重短期大学の長友薫輝教授(社会福祉学)。長友氏は、社会保障が権利として勝ち取られてきた歴史を分かりやすく紹介。自己責任や助け合いを強調して公的責任を放棄しようとする今の政策の動向も明らかにし、「地域住民の声を生かし、地域の社会保障を地域でつくる運動」の展開を呼びかけました。
医療・介護総合法に基づく地域医療構想の策定が各地で進む情勢を受けて、全体会では県内8地域の医療構想調整会議の状況も報告されました。
各報告者は「病床削減」ありきで実態を無視して強引に進められる医療構想を異口同音に強く批判しました。
(「しんぶん赤旗」2016年3月2日付け 東海・北陸信越のページより)