県下の動き−県民のたたかい

声上げて改憲派追いつめる【17.05.30】

三重・尾鷲市 憲法学ぶつどい

 三重県尾鷲市で27日、「憲法を考えるつどい」が約110人の参加で開かれました。

 森英樹名古屋大学名誉教授が講演しました。安倍首相の「2020年9条改憲施行」の構想とその狙いを批判し、背景に「九条の会」の運動などで遅々として進まない9条改憲に焦っての暴走があると解明。20年施行ということは18年国会発議、19年国民投票になるので、「戦争はごめんだ」「9条守れ」の声をさらに上げていこうと訴えました。

 会場から北朝鮮問題などの質問があり、森氏は、アメリカのトランプ政権でさえ対話を重視しており、安倍首相だけが圧力ばかりの発言で国際的に孤立していると指摘。9条を持つ日本が対話のリーダシップを発揮すべきであり、そういう世論をつくっていくことが大事だと述べました。

 津市から参加した男性(36)は「安倍首相の改憲発言は憲法99条違反」、尾鷲市の女性(66)は「九条の会を増やして、憲法改悪を阻止したい」と述べました。

(「しんぶん赤旗」2017年5月30日付けより)

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