県下の動き−県民のたたかい
三重の学童保育指導員のアンケート調査結果【17.06.06】
非常勤7割・低い賃金
みえ労連・三重県学童保育指導員労組は、このほど県下の学童保育指導員に行ったアンケート調査の結果を発表しました。354人(25.6%)の指導員から回答が寄せられ、三重県の指導員の労働実態や思いなどが明らかになりました。
調査によると、雇用形態は「常勤」が33.1%で、3分の2が「非常勤」の状態。勤務年数では2年未満が22.3%、3〜4年が20.9%と4年未満が4割をこえます。
賃金は、年収200万円以下と思われる指導員が8割以上を占めています。このような状況に42.7%が「満足していない」と答えています。年収等への不満では「賃金が低い」72.2%、「自立できるほどの収入がない」51.6%が主なものです。
落合郁夫三重県学童保育連絡協議会顧問は、「依然として不安定な環境、低い賃金にとどめおかれ、この厳しさに不満を抱えながら、子育ての仕事にやりがいを感じて働き続ける指導員像が浮かび上がってきます」と述べました。
(「しんぶん赤旗」2017年6月6日付けより)