県下の動き−県民のたたかい

農業と食考える【17.06.06】

三重農民連が講演会開く

農民運動三重県連合会は3日、度会町の伊勢農協本店で「これからの農業と食を考える」講演会を開きました。県下各地から生産者や消費者、JA関係者ら約150人が参加しました。

 鈴木宣弘東京大学大学院教授が「真に強い農業めざして、所得向上を名目にした農業弱体化法に立ち向かう」と題して講演しました。諸外国と比べて日本の農業が補助金で過保護にされているというのは間違いだと指摘。農業をつぶすアメリカべったりの日本の外交を批判して、農業を守るためには一部の人がもうかるルールを変えることだと強調しました。その上で農業者のセーフティーネットを作り、自分たちの力で地域の食とくらしを守っていこうと訴えました。

 ハウスでトマトを栽培している男性(38)は「わかりやすい話だった。これから農業者が団結していかないと」と話しました。伊賀市から参加した男性(71)は「国は中山間地域の農業を切り捨てている」と憤りをあらわにしました。伊勢で農業をしている女性(67)は「多くの方が参加し、農家の人が発言してよかった」と語りました。

(「しんぶん赤旗」2017年6月6日付けより)

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