県下の動き−県民のたたかい
首長8人改憲懸念【17.06.29】
みえ労連、自治体首長のアンケート結果を発表
三重県労働組合総連合(みえ労連)は26日、県と県内29市町の自治体首長のアンケート結果を発表しました。アンケートは30自治体全ての首長から回答を得ています。
アンケートによると、安倍政権の「安保法制」成立以降、「教育勅語容認」「森友問題」「共謀罪」など危惧すべき動きについて無記名で聞いたところ、5人が「心配である」、6人が「少しは心配である」と表明しています。
安倍首相の「改憲は2020年に9条を優先」との表明については、7人が「発言は拙速である」、1人が「改憲は必要ない」と回答しています。
自治体正規職員の労働環境の改善は「仕事のあり方や人員配置によって『過労死ライン』から脱却する」と20自治体が回答し、その中で「人員の増員」を明記したのは4自治体。自治体非正規職員の時給の根拠に「最低賃金の動向を参考に」する自治体が16あり、地域最賃の大幅引き上げが課題である発表しました。
みえ労連は、「安倍政権の強引な改憲の動きに8人の首長が懸念を表明するなど率直な回答がえられた」と述べました。
(「しんぶん赤旗」2017年6月29日付けより)