県下の動き−県民のたたかい

自民6県議が関わり 3人政活費から旅費支出【22.09.29】

自民6県議関わり 三重県委公表

日本共産党三重県委員会は27日、県庁で記者会見し、統一協会と三重県議との関係を調査し公表しました。
現職の自民党県議6人が関連団体と関わり、うち3人が政務調査費から旅費などを支出していたことを明らかにしました。
会見には大嶽隆司県委員長と山本りか県議が臨みました。
2017年度から21年度までの政務活動費の収支報告書や各県議のウェブサイトなどを調査した結果、自民党の前野和美議長や石田成生、青木謙順、小林貴虎、服部富男、山崎博の各県議が統一協会関連団体と関わっていました。
前野氏は18年4月に「世界平和女性連合県連」、19年10月に「県平和大使協議会」総会に参加し、19年10月には名古屋市で開かれた統一協会の韓鶴子総裁を迎えた行事に発起人の一人として参加。石田氏は19年7月の「日韓トンネル推進三重県民会議」の講演会で来賓あいさつ。青木氏や小林氏は世界平和女性連合県連が関わる留学生日本語弁論大会に出席。服部氏と山崎氏は、20年11月に開かれた県平和大使協議会が関わる「ファイト三重!県民まつり」の実行委員を務めていました。
政務活動費からの支出は、前野氏は9件の行事の参加旅費として約3万円を支出。石田氏は2件の計約6千円、青木氏は1件約2千円を支出。そのうち約2万5千円分が会派として支出されています。
民主系会派「新政みえ」は舟橋裕幸、日沖正信、杉本熊野の3県議が関連団体行事に参加や祝電を送っていました。
大嶽氏は「議員が関われば反社会的集団である統一協会に信用を与え、さらなる被害を生みかねない」と指摘し、政務活動費の返還を要求。
山本氏は「関係を持った議員が事実を明らかにするとともに、政務活動費についても議員や会派が精査し、説明するべきだ」と訴えました。
山本県議は28日、統一協会に関わる政務活動費支出の調査を前野議長らに申し入れました。

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