県下の動き−県民のたたかい

統一協会接点148市・町議など信者2世ら公開【23.04.17】

党吉田三重県議と語る

統一協会(世界平和統一家庭連合)の信者2世たちがつくる「統一決別 統一地方選実行委員会」が15日夜、統一地方選後半戦に向けて協会との関係が報じられた地方議員を新たにインターネット上で公開しました。公開イベントとして実行委代表のV(バーチャル)チューバー、もるすこちゃん(30代)が、三重県議選で初当選した日本共産党の吉田紋華さん(25)とオンラインで対談し、統一協会問題などを語り合いました。
同実行委は、統一地方選前半戦で統一協会との関係が報じられた道府県議、政令市議たちをネットで公開。今回は新たに148人の市議と町議などを掲載しました。
対談では、政治家が統一協会のイベントに協力することについて、もるすこちゃんが「信者の信仰が強化され、活動を加速するために献金を増やす。お金に余裕がない信者は、借金をして遺産や土地を売ることもある」と問題点を指摘しました。
さらに「統一協会は献金により収益を得る。その見返りとして選挙活動をしていた。信者は協会から指示された人に投票し、ポスターを張ったり、チラシをポストに入れたりする」と支援の実態を明かしました。
統一協会との決別宣言に賛同した吉田さんは「どんな人も大切にされる社会をつくることを望んでいる」との思いを語りました。
決別宣言をした議員や候補者について、もるすこちゃんは「共産党の人が多かった。立憲民主党や無所属の人も賛同している」と話しました。
「共産党はサタン(悪魔)ですか」との視聴者の質問に、もるすこちゃんは「統一協会の信者2世として、共産党はサタンだと刷り込まれて育った。しかし、共産党の議員は物腰が柔らかく、しっかりした考えも持っている」と答え、吉田さんにエールを送りました。
吉田さんは、統一協会との「決別」を示すシールを見せて「被害にあった人が救済されてほしい」と語りました。

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