県下の動き−演説会・集会

5・3憲法を考える三重県民のつどい【23.05.09】

9条は死んでいない

津市の三重県総合文化センターで3日、「5・3憲法を考える三重県民のつどい」が開かれ、100人余りが参加しました。主催は三重県憲法会議。
君島東彦立命館大学教授(国際平和ミュージアム館長)が「新しい護憲平和論のかたち〜安保3文書改定を契機に考える」と題して講演しました。
君島氏は、これまで4回の解釈改憲(直近は2022年敵地攻撃能力保持)が行われてきたが「決して9条は死んでいない。だから改憲派は必死に9条攻撃を続けている」と説明。9条の世界的な意義について、アメリカ(日本を目下の同盟国化)、大日本帝国の断絶 と連続(戦争放棄と天皇制存続)、東アジア(侵略戦争の反省)、沖縄(平和主義の下で基地集中化)、日本の民衆(被害としての戦争否定と加害意識の弱さ)など多面的にとらえる必要を説きました。平和を実現するには、軍事同盟(仮想敵国を想定)ではなく「共通の安全保障体制を築くことが重要で、そのためには自治体・市民が大きな役割を果たすことができると強調しました。

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