県下の動き−演説会・集会

伊勢で母親大会開かれる【23.06.05】

政府に粘り強く声上げよう

伊勢市で4日、第67回三重県母親大会・第61回南勢地区母親大会が開かれ、400人以上が参加しました。
大会は、沖縄県の伝統芸能エイサーの披露や、辺野古米基地建設反対の運動に連帯する歌の合唱で始まりました。
大会実行委員長の藤原香代子さんは、岸田政権の大軍拡や悪法強行採決を批判し、「政府に粘り強く声を上げていこう」とあいさつ。各分野からの活動報告では、平和・核廃絶、障害者支援充実や学校給食無償化、保育士配置基準改善などに向けた取り組みが語られました。
芸人の、せやろがいおじさんが「コメディで考える平和」と題して講演。東京オリンピックの商業主義や汚職、負担が増え続ける教員の働き方、辺野古米軍基地建設のための土砂投入を開始した後に「地元の理解」を求める政府の姿勢など、さまざまな社会問題をユーモアも交えて分かりやすく語りました。
また、入管法改悪では、国際的に著しく低い日本の難民認定率や、入管の権限を強化する法案の問題などを述べ、社会的な関心がまだまだ低いと指摘。憲法9条では、改憲勢力が衆参ともに3分の2を超える議席を持つことから「ころっと変わってしまうのではないか」と懸念を示しました。
最後に参加者は、社会保障拡充やジェンダー平等、憲法改悪反対、核兵器禁止条約批准などを政府に求める大会ア ピールを採択しました。

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