県下の動き−演説会・集会
三上智恵氏が基地問題講演【23.07.18】
沖縄の人々の危機意識を共有してほしい
津市で16日、ジャーナリストで映画監督の三上智恵氏が沖縄の基地問題について講演し、約200人が参加しました。
主催は「辺野古のケーソンをつくらせない三重県民の会」。米軍辺野古新基地の土台となる部品「ケーソン」をJFEエンジニアリング津製作所が作る計画に反対しています。
共同代表の冨田正史さんは「1945年の沖縄戦を繰り返してはいけないという、沖縄の人々の危機意識を共有してほしい」とあいさつしました。
三上氏は栄造も交えながら、辺野古基地建設反対運動や南西諸島へのミサイル基地配備をめぐる状況を語り「沖縄では、国防の名の下に他の都道府県の人たちに保障されている人権が奪われ続けている」と指摘しました。アメリカが覇権を守るための「台湾有事は日本有事」という話に、日本の本土で暮らす多くの人たちがのせられていると述べ、「常に平和を生み出す行動をしていく必要がある。一緒に平和をつくる側になってほしい」と呼びかけました。