政策と見解−県・市・町の動き

4月14日の鈴木英敬知事記者会見にかかわっての抗議と公開質問【15.04.29】

4月16日付けで申し入れ

日本共産党三重県委員会は4月16日付で鈴木英敬三重県知事に対し以下の申し入れを行いました。

2015年4月16日
日本共産党三重県委員会
委員長 大嶽 隆司


三重県知事
鈴木 英敬様

4月14日の鈴木英敬知事記者会見にかかわっての抗議と公開質問


知事は、再選後最初の記者会見で、2議席を得た共産党に対しては「仮に反対のための反対や、まったくの絵空事を言う場合は毅然と対応する」(『朝日新聞』)、「反対のための反対や実現可能性なき提案をしてくるなら、正々堂々対応したい」(『中日新聞』)と述べたと報じられています。

 この報道を見た県民から「自分が一票を投じた共産党が、あたかも反対のための反対をしているよう印象を受ける。」「共産党の政策は絵空事であり、実現可能性がないとの印象を受ける」「抗議すべき」「真意をただすべき」との電話が相次いでいます。

 
以下3点について知事の真意をお聞きするものです。

(1)日本共産党は、国会でも地方議会でも「反対のための反対」という議員活動はおこなったことはありません。「仮に」と前置きをしたとしても、知事の発言は、日本共産党がいかにも「反対のための反対」との印象をあたえるものです。ましてや、いっせい地方選挙後半戦目前の発言であり、公職者としては慎重であるべきと考えます。

 知事就任の4年間は日本共産党県議はいませんでしたから、「反対のための反対」というのは、官僚時代に日本共産党国会議員団の活動をとらえての発言になります。知事にお聞きしたい、「反対のための反対」という日本共産党国会議員のいつどんな質問をとらえてのことでしょうか。具体的事実をあげてお答えください。


(2)「絵空事」「実現可能性なき提案」と言う発言は、より看過できません。日本共産党は、国会でも地方議会でも「絵空事」「実現可能性なき提案」をしたことはありません。何を根拠にこうした発言をされたのでしょうか。

日本共産党が今回の県議選で掲げた公約は、「草の根」で県民のみなさんからお聞きした要求や願いであり、また、全国の自治体ですでにやっている施策なども調査・研究して公約に掲げたもです。日本共産党の政策や提案を「絵空事」と言われるのは、県民・有権者を冒涜することに等しいと思います。

とりわけ、子どもの医療費の窓口無料化について、知事は選挙中に、共産党が実現できないことを言っているかのような発言をしていたと聞き及んでいますが、子どもの医療費の窓口無料化は、全国35都府県が実施するとともに、3月県議会では、三重県保険医協会から提出された窓口無料化を求める請願は、知事を推薦した会派も含んで全会一致で採択されていることをどう認識されておられるのでしょうか。真意のほどをお聞きしたいと思います。


(3)知事が、60万票を超える得票、得票率85%を得たことは事実ですが、投票率が前回選挙から大きく下がったこと、絶対得票率は40.9%であったことを真摯に受け止め、政務に取りくまれるべきではないでしょうか。

日本共産党は、あなたが考えているような「反対のための反対」する党でもなければ、「絵空事」を言う党でもありません。

偏見を捨てて日本共産党の2人の女性県議と向き合っていただくことを切に願うものです。

以上


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