政策と見解−県・市・町の動き

子ども医療費窓口無料化を【15.06.12】

三重県議会 山本県議が質問

 三重県議会の6月定例月会議で10日、日本共産党の山本りか県議が一般質問に立ちました。党県議団の一般質問は4年ぶり。鈴木英敬知事との論戦は初めてです。

 山本氏は「子ども・一人親家庭等・障害者の医療費窓口無料化」について、日本共産党が40年以上、その実現に取り組んできたと前置きし、来年度には全国で窓口無料を実施していないのは6県だけになることも指摘して、鈴木知事に実施を強く迫りました。

 鈴木知事は「給付と負担のバランスを勘案しつつ、引き続き検討していく」と述べるにとどまりました。

 山本氏は、昨年の自衛官募集パンフレットの表紙に県教育委員会の名が載り、今年は消えている問題の経緯をただしました。

 前田光久教育委員会委員長は、2013年には防衛大臣から協力依頼があったが15年にはなかったと説明。教育委員会内での議論などは明らかにしませんでした。山本氏は「かつて『戦争は教室からつくられた』 といわれ、その反省から教育委員会ができた」と強調し、「(パンフ問題は)教育委員会のありように関わる問題だ」と指摘しました。

 集団的自衛権の違憲性についての考えを問われた鈴木知事は「個人的考え方について述べるのは適切でない」と答弁を避けました。

 岡野恵美議員も関連質問に立ち、窓口無料の実施を重ねて要求。また、自衛官だけでなく自治体労働者や一般市民も徴用される「戦争法案」の危険性を指摘して、集団的自衛権の違憲性について知事としての見解を再度ただしました。

(「しんぶん赤旗」2015年6月12日付けより)

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