政策と見解−県・市・町の動き
県民のための検証を【16.06.19】
山本議員がサミット指摘 三重県議会
三重県議会で10日、日本共産党の山本りか県議が一般質問に立ち、伊勢志摩サミットについて「県民そっちのけだった」と指摘しました。
山本県議はサミット検証には「県民のため」の目線が必要だと述べ、警備関係者の直前大量キャンセルへの対応や、報道関係のメディアセンター建設のために県有地を無償で外務省へ貸しつけた経緯について追及しました。
鈴木英敬知事は「大量キャンセルには地元業者に迷惑をかけたが、既定のキャンセル料以外の補償はできない。借地料については公共性の極めて高い事業ということで無償提供した
と答えました。
山本県議は、「地元の人たちが不便や不満をぐっとのみこんで、協力したいという思いを踏みにじるようなことはしないでほしい。借地料に関しても他の施設利用ではきちんと支払ってもらっている。強く交渉できなかったことは残念だ」と指摘しました。
(「しんぶん赤旗」2016年6月19日付より)