政策と見解−県・市・町の動き

保育士基準改善の請願【23.03.10】

三重県議会委 全会一致採択

三重県議会で9日、医療保健子ども福祉病院常任委員会が開かれ、国の保育士配置基準の抜本的改善を求める請願が出席した全会派一致で採択されました。17日の本会議でも採択される見通しです。
請願は、県労働組合総連合(みえ労連)と県保育運動連絡会(三保連)が提出したもの。日本共産党の山本りか、草の根運動いがの稲森稔尚両県議が紹介議員となっています。

請願書は、国の定数基準が改善されず、保育士の大きな負担となり、虐待や事件・事故の原因にもなっていると指摘。県に対し、定数配置基準の抜本的改善と、給与の公私間格差改善を国に要望するよう求めています。
請願を出すに当たり、県北部10市町の220保育施設を対象にアンケートをとり、定数配置基準の改善を求める声が約9割に上りました。
委員会で山本県議は、「市町や県の努力で独自の基準上乗せを行っているが、それでも保育士が足りないというのが現場の声だ。国の基準の段階で財政的な手だてを行うべきだ」と強調。自民党や新政みえ(民主系)の県議からも賛同の意見がありました。
元保育士3人が委員会を傍聴し「紹介議員以外の会派からも賛同の意見が出され全会一致となったことは すごくうれしい。アンケートで頑張ったことも後押しになった」と喜びを語りました。

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