政策と見解−県・市・町の動き

山本県議 ミサイル想定ただす【23.03.11】

防災・避難訓練と別物

日本共産党の山本りか三重県議は6日、県議会予算総括質疑で、来年度実施予定の弾道ミサイル飛来を想定した国民保護訓練について、「訓練では県民の命を守れない」と指摘し、一見勝之知事の見解をただしました。
山本氏は、国民保護訓練は「武力攻撃等を想定するものであり、防災・避難訓練などとは全く別物と強調。基本訓練でも「屋内への避難や消火活動」しかなく、「建物の中や地下への避難などで身を守れないことは、四日市空襲のときに防空壕(ごう)の中で焼け死んだ経験からも言える」と話しました。大軍拡により県内の自衛隊基地の強靱化も進められようとする中、「攻撃能力を持つことは攻撃対象になり危険極まりない」と指摘し、知事に訓練で県民の命を守れるのかをただしました。
一見知事は「仮に弾道ミサイルが飛んできたときに、何もできないからと言って訓練をやめることはできない」と答弁。山本氏は「訓練で命を守ることは大変難しい。武力攻撃をやめさせることを根本に考えるべきだ」と応じました。

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