政策と見解−県・市・町の動き

公費助成求める請願採択 東員町【23.06.22】

帯状疱疹予防接種 老人会の運動実る

東員町議会は16日、町内の老人会が提出した「帯状疱疹(ほうしん)予防接種の公費助成を求める請願」を全会一致で採択しました。日本共産党の大崎昭一町議らが紹介議員となりました。
帯状疱疹は、ウイルスにより皮膚の痛みや発疹(ほっしん)が起こる病気で、50歳以上の人に多く発症します。予防接種は全額自己負担で約4万円になるものもあり高額で、独自に公費助成を行う自治体が増えています。三重県では今年度7自治体が助成しています。
請願が提出されたのは5月9日。老人会が「ワクチン接種の発症予防効果は明らかでありながら、接種費用が高額であるため、接種を諦めざるを得ない高齢者が少なくない」として、町の公費助成を求める署名527人分とともに議長に提出しました。
大崎町議は6日の本会議質問でも「住民からの強い要望や請願が届いており、助成制度が各自治体で急速に進んでいる状況を踏まえ、早急に行う必要がある」と訴え。町担当者は、予防接種の意義は大きいと述べ「助成を前向きに進めます」と答弁しました。
議長らは20日、町長に請願書を提出し「一日も早い実施を」と申し入れました。
老人会の瀬尾昭忠さんは「全会一致の請願採択に感激している。大崎さんには活動の相談や他の議員への働きかけでも尽力してもらい、感謝している」と話しました。

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