政策と見解−県・市・町の動き

県教委名で自衛隊勧誘【14.07.25】

三重 パンフ作成に県党委抗議

 日本共産党三重県委員会は24日、県教委が自衛隊三重地方協力本部と連名の自衛隊員勧誘パンフレットを作って県内の高校に配り、生徒にも郵送していることに対して、自衛隊員募集に手を貸さないよう申し入れるとともに、パンフ作成の経緯や募集業務へのかかわりをただす公開質問状を提出しました。申し入れには大嶽隆司委員長と萩原量吉、真弓俊郎両前県議、山本りか、岡野恵美両県議候補らが参加。県教委は荒木敏之教育総務課長が応対しました。

 「みなさんの自衛隊―知れば知るほど誇れる仕事―」と題したカラーパンフの表面には「三重県・三重県教育委員会」の名が自衛隊三重地方協力本部と並んで記されています。

 荒木課長は、パンフ作成が昨年5月の防衛大臣から知事への依頼文書(防人育第7044号「自衛官募集等の推進について」)を受けて「事務方の判断」で行われたことを明らかにし「自衛隊も一つの職業。職業選択の自由ということで生徒に(自衛隊の仕事を)理解してもらうことも必要」などと強弁しました。

 党側は、県内のいくつかの高校の門前で2日朝、事前の連絡もないまま迷彩服を着た自衛隊員らが生徒にパンフを配り、なかには校庭にまで入り込んで強引な勧誘を行っていたことも指摘し、学校現場などでの勧誘の実態を調査し明らかにするよう求めました。

 公開質問への正式な回答について県教委側は、内容を教育委員長にも伝えて検討した上で後日、文書で伝えるとしています。

(「しんぶん赤旗」2014年7月25日付より)

申し入れ文書はこちらからダウンロードできます  

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