政策と見解−県・市・町の動き
補正予算可決し散会【15.10.22】
三重県議会 共産党は反対
三重県議会の9月定例月会議は20日、2015年度一般会計補正予算案など22議案を原案通り可決し、散会しました。
日本共産党県議団は補正予算案やマイナンバー制度実施のための条例改正案など3議案に反対し、他の19議案に賛成しました。
反対討論で岡野恵美議員は、来年5月の伊勢志摩サミットに備えるための約59億円の補正予算案について、各国首脳がどこを通るか分からないままでの道路整備など、厳しい財政のなかサミットだけ聖域扱いで巨額の県費を支出することを批判。伊勢神宮が侵略戦争に利用されてきた歴史を再度指摘し、サミットで神宮を政治利用する動きを重ねて批判しました。
決算認定では、日本共産党は水道・工業用水道・電気の3事業決算に反対し、山本りか議員が長良川河口堰や、ごみ固形燃料(RDF)発電事業の、無駄に無駄を重ねて市町や県民に負担を強いてきた失政を厳しく批判しました。
請願審議では岡野議員が、特別天然記念物オオサンショウウオの保全を求める請願について、無駄遣いの典型川上ダム建設による環境破壊が背景にあることを指摘し、過去の失政の反省に立っての採択を主張しましたが、不採択となりました。
(「しんぶん赤旗」2015年10月22日付けより)