政策と見解−県・市・町の動き
「脱法」資金集め中止を【15.12.02】
三重 山本県議が知事に迫る
三重県議会で11月30日、日本共産党の山本りか議員が一般質問に立ちました。
山本議員は、鈴木英敬知事の後援会がこの間、収入が2000万円に上る政治資金パーティーを繰り返し開いてきたことを指摘し、「給与や退職金を返上して人気を得ても、右手でパーティーを開いて資金をかき集め、左手で利権につながる団体献金を受け取る。県民が知ったら、さぞがっかりするでしょう」と厳しく批判しました。
鈴木知事は「法令にのっとり、認められた範囲で適正に対応している」と答えましたが、山本議員は「違法でないというなら、これは脱法行為だ。こういうことは、もうやめましょう」と迫りました。
鈴木知事が「日本共産党のように多額の機関紙収入や党費、カンパなどの資金システムを有している政党に属しているわけではない」と弁解したのに対し、山本議員が「日本共産党に高い評価をいただいたが、私たちもたいへん苦心しながら今のシステムを保持している」と切り返す場面もありました。
山本議員は、安倍政権の社会保障切り捨てによる介護現場の厳しい状況も取り上げ、実態をしっかり調査して対応するよう県に求めました。
関連質問では岡野恵美議員が、鈴木知事の後援会からパーティー券の購入を強制されたとの県民の声などを紹介し、清潔な政治に向けて厳しく襟を正すよう知事に求めました。
(「しんぶん赤旗」2015年12月2日付より)