政策と見解−中央委員会の「政策と活動」
生徒への責任果たせ ウィッツ青山学園【16.08.30】
宮本岳志議員が視察 三重・伊賀市長らと懇談
日本共産党の宮本岳志衆院議員は25,26両日、三重県伊賀市を訪れ、昨年12月に詐欺容疑で東京地検特捜部の捜索をうけた「ウィッツ青山学園高校」を視察し、岡本栄市長や市教育委員会と懇談しました。
宮本氏は、4月26日の衆院地方創生特別委員会の「国家戦略特区」の審議で、同校のずさんな教育実態を指摘し、株式会社の学校運営を認めた「教育特区」の誤りを追及しました。宮本氏が現地を訪れるのは初めてです。
同校では、西尾隆一校長が応対し、現在の生徒の状況などを話し、校内を案内しました。
市長との懇談で、宮本氏が「子どもたちが一番の被害者です。学園に対して指導責任を果たしてほしい」と訴えると岡本市長は「国の助言も受けながら、しっかりと所轄庁としても責任を果たしたい」と表明。
市教委との懇談では、宮本氏が「学園の所轄庁として、どう考えていますか?」と質問。同校対策室の伊室春利室長は「全国に生徒が散らばる広域通信制という部分で一自治体が責任を持つことに困難があった。学園には最後の一人まで生徒に責任を果たしてほしい」と語りました。同校の生徒は現在、単位取得のため、補習授業に取り組んでいます。懇談には百上真奈伊賀市議が同行しました。
(「しんぶん赤旗」2016年8月30日付けより)