政策と見解−県・市・町の動き

知事「憲法順守の立場」【16.10.05】

三重県議会 岡野氏に答弁

 三重県議会9月定例会議の本会議が9月26日開かれ、日本共産党の岡野恵美議員が一般質問に立ち、山本りか議員が関連質問に立ちました。

 岡野議員は、7月の参院選で憲法を守ることを訴えた野党統一候補が勝利したのは「戦争はイヤ、憲法9条を守ってほしい」という県民の願いにそったものだと強調し、鈴木英敬知事に憲法9条を「守る」のか、「変える」ことを支持するのか、迫りました。

 鈴木知事は「県知事として憲法順守の立場にある」と答えました。

 岡野議員は、津市新堀地区の堤防老朽化について、「コンクリートのひび割れや落ち込みがひどく、早急に改修してほしい」という県民の要望書が提出されていることを伝え、早期修繕を要望しました。

 水谷優兆県土整備部長は「新堀地区については危険な1カ所は本年度、3カ所についても18年までに修繕する」と答弁しました。

 また岡野議員は、18年度から始まる国民健康保険の財政運営の都道府県化により、国保料の増額や市町の独自繰り入れができなくなる懸念が広がっているとし、県民に不安がないようにすべきだと質問。松田克巳医療対策局長は「国保料増加の激変緩和措置を用意している。混乱のないように対応したい」と回答しました。

 関連質問で、山本議員が高齢者世帯や収入の少ない若者世帯などの国保料の実態を紹介すると、鈴木知事は「大変なご苦労があると感じた」と認めました。

(「しんぶん赤旗」2016年10月5日付より)  

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