政策と見解−県・市・町の動き
桑名市に党市議が質問状【23.05.24】
こども園虐待対策を要求
桑名市の認定こども園で保育士が園児に給食を食べるよう強要するなどの虐待があった問題で、日本共産党の多屋なおみ桑名市議が23日、市に質問状を提出し、早期の全容解明や対策を講じるよう求めました。
虐待は、私立「長寿認定こども園」の保護者が3月、市に相談したことにより発覚。
市は、給食の強要のほか、整列や着替え時に腕や足を引っ張る、トイレに決まった時間にしか行かせない、人格を尊重しない発言など6項目で不適切保育があったと認定。原因として経験の少ない保育士の多さや正規職員とパート職員との関係性、日常的な情報共有の少なさなどを指摘しています。市は22日に調査結果を県に報告。近く県と合同で園に特別監査を行う方針です。
多屋市議は質問状で▽3月以前の不適切保育に関する情報や相談の有無、市の対応▽保育士数や雇用形態▽私立保育園からこども園に移管したことによる保育体制の変化−などの回答を求めています。
県議会では、共産党の吉田紋華議員が22日に県の再発防止策について質問。県の担当職員は「報告書の内容を吟味し、保育士への啓発や研修など再発防止につなげていきたい」と答えました。